聞いてみました 私とキャンパる 記事執筆に魅力

聞いてみました

 「キャンパる」にはどんな学生が集い、どんな思いで活動しているのか。学生記者20人(3月末現在、学年も)にアンケートした。

 入会理由で一番多かったのは、「記者という仕事に興味があったから」(国士舘大③男)、「記者を目指していたから」(上智大④女)など、学生が記事を執筆するキャンパるの特徴に魅力を感じたことだ。

 また「コロナでサークル活動ができておらず、何か新しいことを始めてみたいと思った」(明治大②女)など、コロナ禍で思うような学生生活が送れない中、新たな挑戦としてキャンパるを選ぶ人も多かった。

 さらに毎日新聞との縁を挙げ、「家で高校生の頃からキャンパるを読んでいたため憧れの気持ちもあり、大学生になったらぜひ入りたいと思っていた」(日本女子大③女)、「親に入会を勧められた」(千葉大④女)などという人がいた。

入会時期を聞くと、9人が1年生のうちに入会していたが、11人は2年生以上での入会。中には「3年の冬」(大正大④男)、「4年生の5月」(慶応院②女)という人もいる。本人のやる気次第で、いつでも入会可能なのもキャンパるの特徴と言えるだろう。

 入会して何がよかったか尋ねると、「文章を書くことに抵抗がなくなった」(東京女子大③女)、「自分自身の言葉が相手にどう受け取ってもらえるのかを想像する力がついた」(大正大③女)など、文章力の向上を挙げる人が多かった。

また「普通に生活していたら絶対に出会うことがないような人から話を聞くことができた」(立教大④女)など、記事執筆だけでなく取材段階でのメリットを挙げる人もいた。

 キャンパるでは記事の特徴やタイプに応じて、さまざまなワッペンを使い分けている。今まで読んだ中で思い出深い記事を尋ねたところ、「ここから」ワッペンで取り上げた「ウクライナにぬくもりを 防寒着5000着を発送」(日本大①女)、「就活最前線」で取り上げた「学生側に不安と期待 選考にインターンシップ情報追認」(国士舘大③男)、など変化にとんだ記事が挙げられた。

 また、自ら執筆した思い出深い記事を尋ねると、「座談会・学びへの意欲後押し コロナ下での留学 学生奮闘」(日本女子大③女)、「なにコレ!?・ルッキズムと東大美女図鑑 『ありのまま伝える価値』」(日本大③男)などが挙げられた。

 今後執筆してみたい記事を聞くと、「箱根駅伝。次回は第100回大会なので力を入れたい」(駒沢大②男)という声があった。箱根駅伝取材は、これまで20年以上続く「キャンパる」の名物企画。幅広い学年の会員がチームを作り合同で取材する。先輩後輩関係なく一緒に紙面を作ることも、キャンパるならではの特色と言えるだろう。

 また「新しいことを始める若者を応援する人が少しでも増えるような原稿を書きたい」(上智大④男)などの意見もあった。【早稲田大・山本ひかり】

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