2019/06/25 すたこら

私の居場所

 ふと、懐かしいブログを開いてみた。交換ノートのように1人1回持ち回り。文化祭のクラス演劇にささげた高3の夏を、クラスメートが思い思いにつづる。当時私が書いたのは、ナンバー2の理想像。助監督の決意を熱く語っていた。

 夏が近づくと昨日のように、高校の日々を思い出す。あの時は楽しかったな。まだそんなことを思う。3年間一緒のクラス、部活。居心地がよかった。

 だから大学に入って面食らった。自由という名の特権は、私を不安にした。どこの誰でもない、自分の名前だけで立っている。踏ん張らなくてはいけないけど、安心できる居場所が欲しかった。

 寂しいから、強がった。未練がましい自分が情けない。気がつくと、いろんなことに挑戦していた。キャンパるの活動もその一つ。自分で切り開くことの大切さは、大学生になって学んだことだ。

 ブログを読み進めると、更新日がつい最近になっていた。ドキドキしながら開くと、その経緯が書いてあった。偶然このブログを思い出したクラスメート2人が新しく投稿したこと。ご飯何食べたとか、何に悩んでいるとか、みんなの「今」をその人の言葉というフィルターを通して、見てみたいということ。「すてきじゃないですか? ポツリポツリと更新されていくの」

 なぜか涙が出てきた。みんなそれぞれ違う場所で頑張っている。それでも、いつまでもここは私の居場所でいいんだな。そんな思いを、言葉にして投稿した。【上智大・川畑響子】

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