2019/04/23 聞いてみました

新歓する側事情 慣れない「接待」にあたふた

 


新入生歓迎でパフォーマンスを披露する
ダンスサークル=上智大学で

 入学式も終わり、新入生をサークルに誘う新入生勧誘(新勧)が活発に行われるこの時期。新たな一員をゲットするため、上級生たちはどのような工夫をしているのか。2~4年の学生50人に聞いてみた。(大学名、丸数字は学年)

 新入部員を獲得できるかはサークルの存亡にもかかわるため、上級生たちは必死だ。新1年生を呼び込むべく多くの団体が行っているのが食事会。より多くの人を集めるために、8割以上が彼らから参加費を徴収しないと回答。徴収する場合でも「2回目以降でも500円のみ徴収する」(東京理科(3)女)と安く抑えているようだ。お金がかからないことで多くのサークル、団体を見ることができるだろう。

 しかし実際は予想外の出来事が起きることも。「たくさん新入生が来てくれたが、入ったのは1人だけだった」(一橋(4)女)、「1年生そっちのけで久々に会った友人と話してしまった」(早稲田(4)女)などさまざまなエピソードが寄せられた。

 食事会の時の悩みとして上がったのが新入生との会話を盛り上げなければいけないこと。「変に盛り上げようとして怖がられてしまった」(筑波(3)男)という失敗談も。年下への「接待」に慣れない多くの上級生が持つ悩みのようで、「どんな子でも話しやすいような話題を振る」(福井(3)女)などコミュニケーションを取る努力をしている。

 食事会以外でも部員を集めるため、運動部員からは「賞品有りのスポーツ大会をして経験者を集める」(大阪市立(3)男)といった企画をする意見が。良い成績を収めるために実力のある新入部員獲得は不可欠だ。また、「共学の大学と合同で活動している部活であることをアピールする」(学習院女子(3)女)と、出会いの機会が少ない女子大ならではの勧誘方法も。

 そして今年のゴールデンウイークは新たな天皇の即位により、10連休という大型連休。「サークルで懇親を兼ねた日帰り旅行に行く」(埼玉(2)男)、「入部を決めた1年生を連れて合宿に行く」(千葉(4)女)などこれを機会にイベントを行う団体もあるようだ。学年に関係なく仲を深めるきっかけとなる。

 最後に後輩へのメッセージを求めたところ、「きっと楽しめる新歓イベントがあるので勇気を出して行ってみてください」(日本(2)男)と背中を押す言葉が届いた。それぞれに合ったサークル・部活動を見つけ、楽しい学生生活を過ごせますように。【学習院女子大・渡口茉弥、写真は上智大・川畑響子】

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