「明日までにはこれを終わらせる」「今日はこれを終わらせたい」と口にする日々。3年生になってすぐ、就職活動の準備、サークル、大学の講義、アルバイトと、とにかく忙しい。ここまで時間に追われるのは、大学入試の時以来だろうか。まだ頑張れると予定を詰め込みすぎた結果、忙しくなってしまった。
時間に追われることは決して苦だとは思っていない。ただ、忙しいだけで一日が終わり、目標まで届かずその日を無駄にしてしまったと痛感した時は別だ。ましてや、そんな日が長く続くと予定管理への甘さにつくづく嫌気がさしてくる。そしてつい最近、その嫌気がピークに達した。たまるばかりのタスクを横目に、目的もなしに散歩に出たり、好きな音楽を聴いたりして現実逃避してしまった。
そんな時、好きなアーティストがライブで口にした「今日は、今日しかない。その日は、その日にしか訪れない」という言葉を思い出した。はじめはありきたりな言葉と思っていた。でも、忙しい日々を送る今、この言葉は一日の重要さを伝えてくれるように感じられた。
この言葉には続きがあると思う。「今日は、今日しかない」のだからできる限りやってみること。たとえ無駄になっても「その日はその日にしか訪れない」のだから、よくここまで頑張ったと思えるようにしていこう。これからさらに忙しい日々が待っている。この日々を後から思い起こした時に、少しでも成長できたと思えるよう一日一日を大事にしていきたい。【駒沢大・根岸大晟】
