今年の夏休み、昨年と同じくインターンシップのために訪れたフィリピンのネグロス島。1カ月間過ごす間、現地に滞在する多くの日本人に会ってきた。
インターンシップは、養鶏を通じて農家支援をしている日本人の社会起業家の元で行った。私の滞在していたところは、ドゥマゲテという都市からバスで45分ほど離れた田舎だ。週に1度、ドゥマゲテに出る機会があった。この都市には日本人が多く住んでおり、実際、飲食店などでよく出会った。知り合った人にホームパーティーに呼んでいただくと、より多くの日本人に会うことができた。
出会った人は実に個性的で、現地で暮らす理由もさまざまだったが、全員に共通していたことがある。それは、自分の「今」を楽しみ、いろいろなことに挑戦していることだった。私は何か一歩踏み出そうとする時、「挑戦に失敗して損をするのではないか」と不安に思ってしまい、足がすくんでしまう。しかし、今回出会った彼らに「とにかくやってみよう!」「やらなかった後悔よりやってから後悔した方が良い」と何度も声をかけてもらった。そう言われてから、挑戦に対する考え方が変わった気がする。
将来は、海外に赴任して国際協力の仕事に携わりたいと考えている。そのためのスキルアップや、資格、言語の習得など、自分の夢を疑わず、今できることに全力を注いで、悔いのない人生を送りたい。「今」を有意義な時間とできるよう、挑戦することを大切にして生きていこうと思う。【大正大・赤野間妃葵】