私は高校3年生の時から、地元の商店街の活性化を目指す有志の団体に所属し活動をしている。活動を始めて4年目。大学3年生になった私は先日、団体の代表に就任した。
代表への就任は、活動に慣れた大学1年生の頃から希望していた。チームを動かす裁量権の大きさに、やりがいを感じたからだ。しかし当時、団体内には「若いやつが本当にできるのか」という疑問の声もあった。そのため、そんな大人たちの信頼を得ようと今まで経験のなかったクラウドファンディングや、地域企業への協賛依頼、空き店舗を利用したイベントの開催などに積極的に取り組んだ。
そんな中で、今年7月突然に代表をやってみないかと言われた。自分が代表になりたいと言ったことも忘れるほど夢中になっていたので、戸惑いもあったが率直にうれしかった。活動に対する姿勢が評価されたと思ったからだ。代表就任について不安を口にしていたメンバーも、自分の今までの活動をみて就任を承諾してくれた。
正直最初は、年齢ギャップの大きさから自分が代表に就くのは無理なのではないかと思っていた。しかし最初は到底無理と思われることも、あきらめずに時間をかけて取り組めば、結果を変えられるという非常に良い経験をした。
代表は、各メンバーとの調整や会議への出席など当初想像していたよりも大変なことが多い。しかし、せっかく願って就任したからには一生懸命取り組んでいきたい。【日本大・田野皓大】