すたこら 正しいと信じて

すた・こら

 何が正解か。2年生の前期授業を終え、ここまでの大学生活を振り返った時、そう思い悩むことが多い。

 1年浪人したのに、満足にはほど遠い成果しか残せず、失意のどん底から始まった大学生活。その状況から抜け出すべく、教授に積極的に質問し、自分が学びたい分野についての話を聞いて、積極的に大学の学びに向き合ってきた。

 3年生から本格化する就職活動に対しても、去年のうちから志望するマスコミ業界の研究に着手。その道に進んだ同門の卒業生や就活中の先輩にも話を聞いて回った。将来を意識し、「学生のうちから取材や記事執筆をしてみたい」という思いで参加したキャンパる。参加して1年以上がたち、今では運営責任者の一人となっている。可能な限りのベストを尽くしたいという思いで突っ走ってきた。

 しかし大学受験失敗のトラウマなのか、心配は尽きない。これまで行ってきたことや、これから行おうとしていることは果たして正解なのか。「真面目に大学生活に取り組んでいるじゃん」と友人に言われても、言葉で表せない不安がある。失敗したくないと考えがちな性格なのだ。これは簡単には直らない。

 後期授業にはゼミの入室試験があり、来年からは就活が本格的に始まる。これまで行ってきたことの「答え合わせ」が始まろうとしている。今、正解か不正解か分からなくても、正しいと信じた取り組みを続けるほかない。大学の残り2年半、最後に悔いが残らないように今後も歩んでいきたい。【日本大・畑山亘】

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